カティサークはイギリス発祥のブレンデッドウイスキーで、日本でも古くから親しまれています。その魅力は軽やかで飲みやすい味わいと絶妙なバランスにあります。ストレートやロックはもちろん、水割りやハイボールなど多彩な飲み方が可能です。
この記事では、カティサークをより美味しく楽しむための飲み方や選び方を解説します。自宅で手軽に試せるレシピも紹介するので、初心者からウイスキー通まで役立つ情報が詰まっています。
軽い口当たりで初心者にも試しやすく、食中酒にも向いています。コーラやジンジャーエールとも相性が良く、夏のパーティーにもぴったりです。
目次
カティサークの飲み方の基本とおすすめ

カティサークはアルコール度数40%のブレンデッドウイスキーで、ライトでスムースな味わいが特徴です。信頼できる老舗ブランドの一本で、価格も手頃です。
そんなカティサークはストレートやロックで香りや甘みを楽しむほか、水割りやハイボールで扱いやすくすることもできます。
口当たりが軽いため初心者にも向いている銘柄です。ぜひ自分に合った飲み方を見つけてみましょう。
カティサークとはどんなウイスキー?
カティサークはイギリス生まれのブレンデッドスコッチウイスキーです。その名前は19世紀の高速帆船「カティサーク号」に由来しています。
1923年にアメリカ市場向けに開発され、以来世界的に人気を博してきました。現在はバカルディ・ジャパンが販売し、入手しやすい価格帯で提供されています。
カティサークの味わい・特徴
カティサークは複数のスコットランド産原酒をブレンドして作られるウイスキーです。その味わいはライトでフルーティーな個性が特徴で、バナナやバニラを思わせる甘みやシトラス系の爽やかな香りを感じることができます。
一方で若い原酒を使用しているため、アルコール感がしっかりと残るのも事実です。ストレートやロックで楽しむ際には口当たりのキレと刺激をダイレクトに感じることがあるので、ゆっくり香りを味わいながら飲むのがおすすめです。
飲み方の基本: グラスと温度
ウイスキーは本来常温で楽しむお酒ですが、好みに合わせて飲む温度を調整することもできます。ストレートで飲む場合は化学反応が起こりにくいように常温に近い冷えすぎない状態がおすすめです。一方で夏場などには冷やしたグラスや大きめの氷でキリっと冷やしたハイボールにして飲むのも美味しく楽しめます。
また、グラスによって香りの感じ方は変わるため、飲み比べも面白いポイントです。テイスティンググラスなど口の狭いタイプを使うと香りが集中しやすくなり、ロックやストレートに適しています。反対にハイボールやカクテルにはタンブラーやジョッキで気軽に楽しむのが向いています。
ストレートやロックでカティサークを楽しむ

ここではカティサークの原酒本来の味わいを楽しむ方法について解説します。
常温ストレートで味わう
ストレートで飲む場合、ウイスキー本来の香りや甘みを最もダイレクトに感じることができます。テイスティンググラスなどに少量注ぎ、手に持って温めながら香りをかぎましょう。
口に含んだら最初は舌の上で一度味わいを転がし、その後ゆっくり喉に流し込むイメージで味わいます。カティサークはライトな口当たりながらもフルーティーな余韻が広がりやすく、最後までやわらかな甘みが楽しめます。
ロックで楽しむ
ロック(氷を入れる)で飲むと、冷たさと一緒に味の変化を楽しむことができます。大きめの氷を1~2個グラスに入れ、ウイスキーを注いだら軽くステアしましょう。時間が経つにつれて氷がゆっくり溶け、口当たりがまろやかになっていくのが魅力です。
冷たい刺激が苦手な人でも甘みを感じやすく、フルーティーな香りの広がりをじっくり味わえます。
氷の扱いと味わいの変化
ウイスキーの香りと味わいを引き立てるために、氷の使い方も工夫しましょう。ロックにする際は溶けにくい大きめの氷を使うと時間をかけて変化を楽しめます。氷が溶けるにつれてウイスキーに水分が加わり、苦みが抑えられて丸みが出ます。
ただし溶けすぎると風味が薄くなるため、味が変わり始めたら早めに飲み切るのがコツです。
水割りやハイボールでカティサークを楽しむ

カティサークは水割りや炭酸割りにすることで、よりマイルドに楽しめるようになります。この項では水やソーダで割る飲み方を紹介します。
水割り: まろやかに楽しむ
水割りはウイスキーを水で薄めることでアルコール感を和らげ、まろやかな味わいにする飲み方です。一般的にはウイスキー1に対して水2~3の割合(1:2~3)で作ります。氷を入れたグラスにウイスキーを注ぎ、冷たい水を加えて軽くステアしましょう。
時間をおくと味がなじんで甘みが引き立ち、フルーティーな香りをより感じやすくなります。
ハイボール: 爽快な飲み方
ハイボールはウイスキーと炭酸水を組み合わせた爽快な飲み方です。一般的にはウイスキー30mlに対して炭酸水120ml程度の割合で作ります。グラスに大きめの氷を入れ、ウイスキーを注いだあと冷やした炭酸水をゆっくり注ぎましょう。
軽くステアすることで炭酸が抜けにくく、最後までシュワシュワの爽快感が楽しめます。
炭酸飲料でアレンジする
ジンジャーエールやコーラ、レモンソーダなど甘みのある炭酸飲料で割るのもおすすめです。ジンジャーエールを合わせるとスパイシーさと柑橘香が引き立ち、コーラならコクと甘みが加わって飲みやすくなります。お好みで果汁やスライスフルーツを足せば味にアクセントがつき、バリエーションが広がります。
カティサークを使ったカクテルの楽しみ方

カティサークはそのフルーティーな香りを生かしてカクテルにも使いやすいウイスキーです。ここでは代表的な割り材やカクテル例を紹介します。
カティサーク×ジンジャーエール
カティサークとジンジャーエールの組み合わせは相性抜群です。グラスに氷を入れてカティサーク(約30ml)を注ぎ、冷えたジンジャーエール(約90ml)を注ぎます。ジンジャーのスパイシーさがカティサークのバニラ香や柑橘感を引き立て、爽快感のあるドリンクに仕上がります。最後にライムを絞ると、ひと味違った風味が楽しめます。
カティサーク×コーラ・レモンソーダ
コーラ割りやレモンソーダ割りは、より親しみやすいアレンジです。グラスに氷を入れてカティサーク(約30ml)を注ぎ、コーラもしくはレモンソーダ(約90ml)を注ぎましょう。コーラ割りにするとバニラやカラメル香が引き立ち、レモンソーダ割りにすると柑橘の酸味が爽やかに広がります。カットレモンやミントを添えれば華やかさが増します。
フルーツ系カクテルでアレンジ
オレンジジュースやレモンジュースで割るフルーツ系カクテルも人気です。例えばオレンジハイボールでは、グラスに氷とカティサーク(約30ml)を入れ、冷えた炭酸水(約90ml)とオレンジジュース(生搾り1/4個分)を注ぎます。オレンジの爽やかな甘みが加わり、フルーティーで華やかな味わいになります。レモネードやアイスティーで割るのもおすすめです。
クラシックカクテルのアイディア
カティサークはクラシックなウイスキーカクテルにも使えます。例えば「ロブ・ロイ」(スコッチマンハッタン)はスコッチとベルモットを合わせたカクテルですが、ベースのスコッチをカティサークに替えても美味しく楽しめます。また「ゴッドファーザー」(ウイスキー+アマレット)など甘みのあるカクテルにも合います。材料を混ぜるだけで作れるので、気軽に試してみましょう。
カティサークを美味しく飲むコツ・ポイント
最後に、カティサークをもっと美味しく飲むためのコツをまとめます。
適切なグラス選びと温度で差が出る
ウイスキーを楽しむにはグラス選びも大切です。ストレートやロックでは口の狭いテイスティンググラスやウイスキーグラスを使うと香りが立ちやすくなります。ハイボールやカクテルにはタンブラーやロックグラスが適しています。温度については、夏は氷や冷蔵庫で冷やして爽快感を、冬は常温または少し温めてまろやかさを楽しむと良いでしょう。
割り材と割合のポイント
割り材(水やソーダ)の量によって味わいが大きく変わります。ハイボールの基本はウイスキー1:ソーダ3~4ですが、ウイスキーを少し多めにすればコクが、ソーダを多めにすれば爽快感が増します。水割りもウイスキー1に対して水2~3程度が目安です。濃さの調節は好みに合わせて調整しましょう。
おすすめの食事・おつまみペアリング
カティサークは軽快な味わいなので様々な料理と合わせやすいです。例えば、チーズやナッツなどの塩味系おつまみはウイスキーの甘みとよく合います。魚料理や鶏肉料理のようなあっさりした食事とも相性が良く、食事中酒にもおすすめです。甘みが好きな方はダークチョコやドライフルーツとも合わせてみてください。
まとめ
カティサークは手頃な価格でありながら本格的な風味を楽しめるウイスキーです。まずはストレートやロックで香りと味わいを確かめてみましょう。それでも刺激が強ければ水割りやハイボールで調節するのがおすすめです。グラスや割り材、食事との組み合わせも工夫して、自分好みのスタイルでカティサークを楽しんでみてください。